夢のBRT

「BRT」とは「バス・ラピッド・トランジット」の略。端的に言うと、バス専用道路のこと。気仙沼線は2011年の東日本大震災後、不通となった線路を活用して2012年末に本格運行が始まりました。

ここ八日町では市役所第二庁舎の裏側に走っています。


町の方々と八日町の未来について語るとき、よく話題にあがるのがこのBRTのこと。市役所第二庁舎裏を走ってはいますが、そこに停車駅は無いためバスは八日町を通り過ぎるだけ。

「夏休みになると、人を満タンに乗せたバスが舟場に向かう。その人たちが少しでもここを歩くようになれば良いな、って」

第二庁舎裏にもし臨時バス停が出来たら…“海の町”としてのイメージが強い気仙沼が、実は“山の町”であることも知ってもらうことができるのでは…バスを降りてすぐ海が見えるのもいいけれど、山道からじわじわと潮の香りを感じるために歩いてみるのも良いんじゃないだろうか…そしてその影響で、少しでも商店街に人の流れが増えたら…


それは淡い夢かもしれません。けれどBRTには、尽きることのない町の人たちの夢のカタチが眠ってもいるようです。

 

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