ホームページの生い立ち

このホームページ作成事業は、宮城県気仙沼市にある八日町商店街に活気を取り戻すという目的でスタートしました。
ホームページとは、パソコンやスマートフォンにURLを打ち込むだけで世界中どこからでもアクセスできる便利なものではありますが、ただ作って公開するだけでは世界中の人に見てもらえ、お客さんが殺到する、というような特効薬では決してありません。


もともと生活に密着した小売業のお店が多い八日町。何でもスーパーで揃ってしまう時代に、もっとお客さんに来てもらうためには一体どうすればいいのか。
「八日町ならではとは何か」「八日町はどうなっていくべきなのか」
ホームページ制作を進める中で、八日町の“いままで”と“これから”について何度も対話とワークショップを重ねてきました。


ワークショップのようす

2016年9月5日開催「八日町とはなんだったのか委員会(仮)」

2016年11月6日開催「八日町記者クラブ」

2016年11月30日開催「地図と測量の八日町」

2016年12月21日開催「ようこそ、わたしの八日町ミュージアム」


 

インタビュー・編集

八日町商店街の記事一覧はコチラから

制作のためのワークショップを進めているうちに、いまの八日町商店街にとって必要なのは「町外のお客さんに向けて、どうやって、なにを売るか」より先に、八日町の人たちがお互い八日町の今に対し、なにを考え、なにを実行し、そして未来の八日町になにを思うかを改めて話し合うことかもしれない、という考えに至りました。

普段から顔を合わせている間柄、一対一ではなかなか言いづらいかもしれない、それぞれの町・暮らしへの思い。私たちのような外からこの町に来た人間によるインタビュー形式だからこそ、意外なあの人の生活や努力を知ることができるのかもしれません。

率直にお伝えすると、このホームページのインタビュー記事は、町外のお客さんではなく八日町で働く人、暮らす人たちのためのものになりました。八日町を知らない人が読んでも面白いものではないかもしれません。

人口減少、高齢化。縮小化社会と呼ばれるこの時代に、町の様子を伝えることで何が起きるのか? そう考えながらこのホームページを制作しました。

 “町づくり”という言葉がすっかり浸透して等しいですが、土地があればそこに町ができるのではけしてありません。そこに人が暮らし、営みを持つからこそ土地は町になるのではないのでしょうか?この八日町と似た課題を抱えた商店街・町はきっと日本全国にあるでしょう。そんな他の地域の方がこのホームページを見て、商店街で働く・暮らす方々の言葉から何かを感じとってくれることがあったらそれはとても嬉しいことです。

そしてもし、この町が気になったら、ぜひ東北は宮城県気仙沼市の八日町という地区まで遊びに来てみてください! このサイトの記事に載っている方々はみなさんそれぞれの商店にいらっしゃいます。ほとんどの方が気軽に会えるはずです。

「八日町とはなんだったのか?」答えは出ないかもしれませんが、おいしいコーヒーやお魚やお酒を楽しみながら、ヒントを見つけることはできるかもしれませんね。


 

お世話になったみなさま

今事業・委員会・ワークショップを通じて八日町内外、店舗に限らずのたくさんの方にお世話になりました。敬称略・順不同となりますがお名前を掲載させて頂きます。

[八日町商店街振興組合]
気仙沼郵便局 鳥徳 山豊商店 亀屋商店 気仙沼商工会議所 ムサシヤ 東北電力 タカヤ 靴のグレイス 斎藤秀一 八日町駐車場地権者会 千葉徳三郎 若生商店 菓子舗うつみ 時計宝石のコマツ 斎倫(住みよさ創造機構) 豊田呉服店 横田屋本店 三上善松 アサヤ (株)安藤・間 気仙沼事務所 みのり市 森田医院 酒のなりさわ 西城セツ 西城敦子 島田悦子 グループホーム村伝 鈴木金物店 コマツ家具店

島田呉服店 月立屋米店 鍋島詠子 ムラデン家具 十人十色不動産株式会社 阿部印刷 気仙沼Tシャツ工房 青龍寺 合同会社気仙沼八日町まちづくり 阿部俊彦 LLC住まい・まちづくりデザインワークス 宮城県中小企業団体中央会

本ホームページは、宮城県商店街振興組合連合会平成28年度商店街活性化推進調査・研究事業で制作しました。


 

制作・お問い合わせ

吉川晃司スタジオまめちょうだい
伊藤太一・猫田耳子(Vectculture)