憩いのドラゴンパーク

八日町の中心といえる場所に、ゆったりと安波山へと続く少しひらけた空間があります。その名はドラゴンパーク、町の人からは略して“ドラパ”と呼ばれています。ある時には散歩コースとなり、ある時にはちょっと腰を下ろしてお喋りする休憩所となり、ある時には町内外たくさんの人が集うお祭り場となります。

 

その入口からまるで別世界へと誘うような出で立ちのオブジェには、スペイン出身の建築家アントニオ・ガウディを思わせるモザイク模様があちらこちらに。その奥に続く階段につけられた手すりも、登る人たちに怪しく笑いかけるかのよう歪んでおり、より一層不思議な世界観を醸し出しています。

 

そして奥には半身を地に埋めて、ぎょろりとこちらを覗くドラゴンの大きな瞳とその角が…まるで八日町商店街の通りから安波山の山頂まで、一体の大きなドラゴンが眠っているかのよう。地の特徴を活かし、八日町ならではの“龍”にたとえられたドラゴンパークにて、その興りも鎮まりもじっと見守ってくれているのかもしれません。


ドラゴンパークで行われた“お日市まつり(2016)”の様子

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