八日町みちくさガイドブック、おひろめします

ソトノバ・アワード2018の激闘を乗り越えた八日町みちくさプロジェクト。特別賞のソトノバ審査員賞を頂くことができました!

吉川は久しぶりの大勢の方の前のプレゼン。。とても緊張しました!正直プレゼン直後は全然響かないなこれ、、と焦りまくりでした。他のプロジェクトと比べて場違い感も感じてしまうほど。というか、他に発表されていた12のプロジェクトがとても魅力的でした。

建築・都市ジャンルのコンペなのかもしれませんが、発表者には自治体職員の方やメディア・人材企業の方など多種多様なソト空間のプレイヤーが存在しており、プロジェクトに関わる予算も人的資源にもかなりのエネルギーを感じました。ソト空間はブルーオーシャンなのか? 「風景としての独自性」という観点が、みちくさプロジェクトがエントリーしているC部門(実験のデザイン)では肝になっていたようでした。

ソト空間活用の手法自体はネットや雑誌で見れる一般的なもの(野外上映や屋台)なのかもしれませんが、町の観察・課題発見をしっかり行うことで、八日町でしか起きない出来事を生み出すことができる。歯抜け状の町で野外上映をすると思わぬ場所からも映像を見ることができる、復興工事真っ最中の町にたくさん置かれるカラーコーンを支柱にして屋台を設営する。そういった風景、人の活動を含めた「出来事」にこそ、このプロジェクトの独自性を感じています。

八日町商店街振興組合が制作を進めてきた「八日町みちくさガイドブック」も遂に完成しました!3月初頭に最後の制作委員会が開催され、ソトノバアワードについても商店街メンバーの方々にご報告することができました。

今回のガイドブックは八日町で行われていた「みちくさプロジェクト」をみんなが実践するためのイベントのガイドブックです。良い意味で「町のガイドブック」から連想される内容と全然違うものになっていると思います!紋切り型のマップ制作事業からは一線を画した内容で、まちなかプロジェクトを実践している様子を図解、企画者・参加者の顔が見える形にまとめられています。

ガイドブックは合同会社moyaiの小野寺真希さんがメインとなってデザイン・制作を進めてきました。合同会社moyaiから、このガイドブックをもとに他の地区・地域でも同様の実践ができる。八日町を出発地点にして気仙沼全体に「みちくさ文化」を広げていきたい、という思いを聞くことができました。商店街振興組合からも次年度以降もイベント実施の相談に乗って欲しい、地区外の実践者が町に入り込むことで良い化学反応が生まれた、と素敵な感想を頂くことができました!

ガイドブックの中身をチラ見せするとこんな感じです!(今後、全ページをこのホームページから見えるようにしますね)今は八日町商店街の各店舗や気仙沼市のコワーキングスペースである□ship(スクエアシップ)で手に取ることができますよ!

そしてそして、お知らせが最後になってしまいましたが平成31年4月20日(土)に八日町236でガイドブックのお披露目パーティーを開催します!昨年9月に行った「もってだいんパーテー」に出演したペンターン女子の小町香織さんによるミニライブや、なりさわ酒店の生ビール、八日町二区の女性陣が振る舞う豚汁やみそ田楽などなど楽しみなことがいっぱいのパーティーです。このガイドブックにまつわるクロストークもありますよ。

このお披露目パーティーをきっかけに新たなみちくさプロジェクトがうまれる予感もしています!新しく気仙沼に引っ越してきた方も、町の方々と接点を作って、自分の特技で「みちくさ」してもらえる場を作ってみましょう!ご参加、お待ちしております。

(文・吉川晃司)

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