私が気仙沼これ好きだなぁ、と思ったものをいくつか記していこうと思います。
○八日町商店街の街路灯
私は商店街を通るとき、街路灯を見ることが多いです。商店街によって異なるデザインになっていることが多く、地域性が大きく表れる部分になっているからです。八日町商店街の街路灯は魚がデザインされていて海岸地域ならでは。
近年では、街路灯の老朽化が進んでいく一方で組合の加盟店舗は減り、電気代や修繕費などの維持管理費による負担が大きくなっていることから、街路灯を撤去する商店街が増えていると言います。仕方のないことですが少し寂しい気もします。今ある街路灯を大切に、たまには目を向けてみるのもいいかもしれません。
○いらっしゃいませのホヤぼーや
気仙沼のお店に来たぞ、という感じが増して入り口から楽しいです。観光PRキャラクターが至る所に使われているとまちに一体感が出る気がします。看板に描かれていたり置物があったりグッズになっていたり、歩きながら探すのも面白かったです。その中でもいらっしゃいませと言っているホヤぼーやが今回の私のお気に入りです。ちなみに写真の子は、くるくる喫茶さんの自動ドアで迎えてくれるホヤぼーや。
○飲食店の看板
The・路地という感じがする看板。色合いとか字体とかとても可愛いです。お店の目印になる看板ですがそこの風景に色を加える存在にもなっていて、路地でよく感じる雑多だけどしっくりくる雰囲気というものがこれによって出来上がっていると思います。たまにいる、ある程度の量の物に囲まれている方が落ち着く人は、こんな気持ちなのかもしれないなぁと思ったりもしました。
○漁船が並ぶ景色
当たり前ですが、漁港がある地域でしか見られない景色です。そもそも海がある地域ということ自体とても貴重で素晴らしいことです。日本は島国のため海が珍しいとはあまり思わないかもしれません。でも考えてみると海に面している地域は限られているし、漁港がある場所はもっと限られています。だから私は海は貴重な地域資源、宝になると思っています。地元も沿岸地域なので海があり、正直見慣れて何とも思わなくなっていましたが、観光を勉強する中で自然資源は尊くて貴いことを知りました。漁船が並ぶあの場所は自然資源の上に人間の生活がつくられていることを感じられて、私はとても好きな景色です。
○内湾の夜景
想像以上の光量でした。同じくワーホリに参加している人たちと一緒に見に行き、とってもいい思い出になりました。浮見堂から見る内湾の夜景は水面に光が反射してさらに輝きを増し、本当に綺麗でした。
○急な角度の坂
気仙沼って坂道多くないですか?!しかもかなり急な角度で。初めて気仙沼に来たとき大通りから外れた道に入ってみたらほとんどの道が坂道で歩くのが大変だった記憶があります。写真だとその角度があまり分からないのが惜しいですが、実際に見るとけっこう急な角度になっています。
○むすび丸バリケード
工事現場でよく見る動物のアレ。名前をアニマルガードと言い、発祥は保安用品のレンタルを行う仙台銘板さん。宮城県の会社から生まれたんですね!誕生は2006年。工事現場は危険で汚いというマイナスイメージが強いため、イメージアップを目的に作られました。旭川営業所が、話題になっていた旭川動物園からヒントを得てサルのアニマルガードを置いたことが始まり。その結果うるさいなどのクレームが減ったそうです。そうしてカエルやゾウなどのガードも作られていきました。
写真はむすび丸のデザインです。ご当地キャラクターにすることで、自治体としては地域のアピールに会社としては地方に参入するきっかけになるそうです。車に乗っているときにホヤぼーやのバリケードも見かけて、気仙沼にいることを改めて実感した出来事になりました。
○喫茶マンボのいちごパフェ
写真を見るだけでも分かる美味しさ。クリームとアイスといちごというシンプルかつ相性の良い組み合わせで、甘さと甘酸っぱさがとても美味しかったです。いちごは上にも下にも入っていて大満足の一品です。少し寒くなってきたかも…と言い合いながら食べるのも冬を感じられて最高でした。季節限定なのでメニューにあるときはぜひ!
(文:高野)